みやぎ「赤旗」自然・山愛好会


   

 

      「イワウチワと南風蕃山その1


                 「投稿」 2,023年4月4日(火)
                               

3月31日(金)今年初めて弁当持って登山靴での山歩き。目指すは蕃山、目的は「イワウチワ」と「南風蕃山」だ。太白山や鉤取山に比べ初春の花が豊かだ。ポピュラーな「力タクリ」などが至る所で咲き乱れ、他の二山では目にできない「イワウチワ」や「キバナノアマナ」などが咲くのが魅力だ。

「イワウチワ」は蕃山北側山域の多くの場所で咲くが、いずれも群生地とは言えない規模だ。しかし「山岸コース」のとある斜面に見渡す限りの大群生地があると言う。この場所を発見するのが山行の第一目的だ。ただ「山岸コース」は道が初めから二本あり、この二本が杉林の始まる地点で直角に交差し、一本は杉林の中を直登し、の一本は尾根に廻りこむ。この二本が中腹で再び合流し山頂へ向かう。しかも尾根に廻り込む道は、派生道を持つという奇妙な道だ。2時間近く二本の登山道を登ったり下ったり、斜面に入りこんだりしたが、大群生地は発見できなかった。次回に持ち越し。

「ふぇ一ばんざん」と奇妙な名前の「南風蕃山」を訪れるのが第二目的だ。蕃山から見 て真南の位置にあるが、この山へ至る道がごく最近整備されたようだ。

送電線鉄塔53号から南へ下る道に入り、52号鉄塔を経て51号鉄塔に至る。ここまで 道はよく整備されているが、谷超えがあったりでかなり急なアップダウンの連続だ。道周辺は背丈の低い広葉樹が広がり、蕃山の他の多くの道とは趣が全然異なる。「山岸コース」から53号鉄塔まで多くの人と出会ったが、この道に入ってからは誰にも会わない。 途中に抜け道らしき道が数本あった。10数年前に入り込み道が消えて難儀したのはこの道のいずれかと思う。晴嵐で道も心地よいが実質初めての道でちょっと心細くもある。「カタクリ」「ショウジョウバカマ」は咲くが、北側地域に比べてはるかに少なく、「シュンラン」「イワウチワ」は全くない。

20分程で51号鉄塔に到着、鉄塔を中心にして4本の道が派生している。今歩いてきた 道•南風蕃山への小さな標識が木につけられた道•標識はないが、南風蕃山とは真逆の方 向に向かう道・50号鉄塔の方向への道だ。相当疲れてきた。南風蕃山は後日の宿題として、50号鉄塔への道を選んだ。目の前に見える50号鉄塔は萱が崎山の山頂に立つ。萱が崎山から茂庭団地に下ろうと決めた。萱が崎山への道も、厳しい登りではあった。

茂庭台団地への道の途中にwコース、南風蕃山→」の標識が掛かっていた。去年まで はなかった標識だ。赤テープもかかっている。ここからも「南風蕃山」へ至る道を整備したのだろうが、w はワイルドの意味だろうか?

今年の4月は蕃山で忙しくなりそうだ。